ゆうこの夢

女装子

ジミ・ヘンドリックス・1970年

衝撃的なアメリカデビューとなった、モンタレー・ポップ・フェスティバルの彼のパフォーマンスは、今や伝説にすらなっている!ステージでラストに、ギターを燃やしてしまう!この時の映像を見たとき、この年の9月に突然死んでしまった彼とが重なって感じた!私のイメージでは、ギターを燃やすという行為は、どんなふうにやったのか?という興味だったからである!彼は、ギターを肩から外すと、ステージに置いて、まるで夢を見ているかのように、笑みを浮かべながら、ジッポーのオイルをギターにかけて、火を付けたのだ!消して、伝説になるような格好いいものでは無い!燃えさかるギターに、彼は更にオイルをかけ続ける!大音響で弦が切れる音がする!それは、凄まじい破裂音である!私は、何故かその映像を見ながら、その後死んでしまう一人の天才ギタリストの姿と、どうしても重なってしまう!燃えさかるギターは、彼の情熱そして、大音響で切れる弦の音は彼の死そのものでは無いだろうか?当時、ロンドンでは、クラプトンイズゴッドと言われていた、エリック・クラプトンでさえも、彼は天才ギタリストだ!と認めた才能の持ち主だった!天才の死とは、かくもはかないものだったのだ!