ゆうこの夢

女装子

燃えよドラゴン!

いつの時代ても、社会現象を起こす映像作品は、必ず有る物だが!この映画ほど、社会現象を巻き起こした作品は、無いだろう!今や伝説のヒーロー、ブルース・リーの誕生の瞬間である!70年代初め、おそらくほとんどの映画ファンは、戦慄を感じたに違いない!それほど、センセーショナルなヒーローがそこにいた!香港とアメリカの合作映画だったこの作品は、見る者を釘付けし、その後のドラマや映画に大きな影響を与える事になる、ブルース・リーの姿は、凄まじい者だった!全く無駄の無い細マッチョな肉体に、甘いマスク!しかし、アクションシーンの人間とは思え無い敏しょう性と、鋭い眼光!特に、驚いたのは、彼の発する怪鳥音とも言われた叫びである!アチャー!今までの武道家は、発した事の無い声だった!素早く、敏感な戦闘と、獲物を狙うハイエナのような鋭いパンチや蹴り!さらに、驚いたのがヌンチャクの使い方だ!おそらく、ヌンチャクの使い方を知った日本人は、初めての動きに戸惑いを隠せなかただろう!また、この作品には、彼の哲学も語られている!考えるな、感じろ!この哲学は、ブルース・リーの哲学の究極である!が、実はさらに、彼の哲学が語られているシーンがあるのだ!しかし、劇場公開の時には、何故かカットされている!最近のDVDなどには、全てノーカットで収録されているので、是非見て欲しい!このカットシーンが実は、ラストの鏡の部屋の対決に生きてくるからだ!残念な事に、ブルース・リーは、もうこの世には居ない!彼は、この革命的な作品を見る事も無く、この世をさってしまったのだ!劇場で見た方も、全く知らかつた方も、是非見て欲しい、お勧めの1本であります!