ゆうこの夢

女装子

クリーム・1967年

才能があり、プライドがあり、技術もある、という3人が集まって出来たバンドである!と同時に、凄い才能を全員が持っていればダメになるという事を示した点に置いて、優れたバンドと言えるだろう!ここで言うダメとは、音楽の事では無く、人間関係の事である!メンバーは、ギター、エリック・クラプトン、ベース、ジャック・ブルース、ドラムス、ジンジャー・ベイカーのトリオバンドで構成されている!クリームのアルバムは、スタジオ録音とライブ録音の二種類があるが、このバンドに関しては、圧倒的にライブ録音の方が面白い!インプロヴィゼーションがやたらに長い!それもそのはずで、彼らのライブは、最初と終わりだけは決めているが、中味は自由にすると言う離れ技で演奏している!したがって、スリリングで臨場感に満ちた凄まじい演奏が楽しめるのであるが、同時に全員のエゴが演奏に現れて居るのも確かなのだ!間奏に入ると、それぞれのアドリブの応酬になる!良く言えば見事であるが、悪く言えば自分勝手な演奏である!当然演奏事態に、文句のつけようが無いほど凄まじく、誰しもが出来る事では無い事は言うまでも無い!だからこそ、残念なのは、天才が3人も集まって出来たバンドが長く続けていけない事である!このバンドもまた、2年そこそこで、解散していまう!しかし、残した音源は素晴らしいく、アルバムも全て素晴らしい出来であるので、是非とも聴いて頂きたいと思います!