ゆうこの夢

女装子

ローリング・ストーンズ・1969年

退廃的で、悪名高いストーンズに取って、まさに最悪な年となってしまう!事の発端は、オリジナルメンバーのブライアン・ジョーンズの脱退からだった!ブライアンは、ストーンズを作った功労者であるはずがドラッグ依存症により、他のメンバーから、脱退を余儀なくされる!5月に、脱退をしたブライアンの後釜になったギタリストは、ジョンメイオール・アンド・ブルースブレイカーズの二十歳の若きミック・テイラーに決定して、ハイドパーク野外ライブにて、お披露目をするつもりだった!しかし、有らんことか、7月3日ブライアン・ジョーンズが自宅のプールで、水死体となって発見されたのだ!原因は、諸説ある!ドラッグの過剰投与によるショック死または、持病の喘息の発作に寄るもの、はては殺人事件にまでになっている!そこで、ストーンズ側は、ハイドパーク野外ライブを急遽ブライアン・ジョーンズ追想ライブとして行う事にしたのだ!ローリング・ストーンズまさに、転がる石達は立ち止まる事はしなかったのである!残念だが、ミック・テイラーはこのライブで本領を発揮していない!そして、彼らはストーンズ史上最悪の悪夢を見る事になる!オルタモントスピードウエイによる野外ライブである!これは、フリーライブでおよそ、15万人が集まったにも関わらず、セキュリティは最悪でヘルスエンジェルスといういわゆる、暴走族にセキュリティを依頼した!ストーンズ側としては、ウッドストックをイメージした野外ライブであったが、オーディエンスの間では、質の悪いドラッグやヘロイン、マリファナが横行してしまい、トイレも設置も出来ないコンディション整える暇も無く、フリーライブは決行されてしまう!そして、ついにあってはならない事件が起きる!12月のその日、ライブ前から意欲な空気と暴力振るう観客の前に、ストーンズは立つ事になる!色々な所でケンカが起きる!そのたびに、演奏はストップする!この時の模様は映像作品、ギミーシェルターで見る事が出来るが、その暴走のさなか、黒人青年が白人女性を連れている事に、腹を立てた男によって、黒人青年がナイフで殺されてしまう!しかも、ストーンズの目の前でである!この時の模様も映像に記録されている!ついに、悪名高いストーンズは、この事がきっかけで、オーディエンスからも、見放されてしまうのである!まさに、時代が変わる1969年最後の悪夢である!