ゆうこの夢

女装子

落語の豆知識!

基本に、落語を話す人は、噺家と言います。噺家は、箱根を境に西側の関西圏を、上方落語と言って、東側の関東圏を江戸落語と言います!江戸時代から戦中までに出来た噺を古典落語と言い、戦後に出来た噺を新作落語と言われています!古典落語は、基本江戸時代の噺が多く、内容もすでに出来ていますが、持ち時間によっては長くも短くも出来ます。これは、腕の見せどころですね。噺家は関東圏と関西圏を合わせても、600人ぐらいと言われていますが時代と共に、少なくなっているようです。というのも一人前の噺家になるまでに時間がかかる為でしょう。師匠に弟子入りして、約四年ぐらい前座ですが、この時給料は出ません。師匠の家に住み込みで、掃除洗濯鞄持ちを行います。でも衣食住だけは保障されます。五年ぐらいで、二つ目に昇格して、初めて給料がもらえます。厳しいでしょう?それからが大変で、真打ちになるまで、およそ十年かかると言われていますが、腕がよければもっと早く真打ちになれます!真打ちになって初めて、師匠と呼ばれるのです!現代の若者には無理な話しでしょう?ちなみに、噺家に左ききの人はいません。全て右ききに直されます!これは、お客さんが見た時に、左ききだと、鏡を見ている違和感が有るためです。高座に上がって、正座をして約30分で足が痺れ無いように訓練もします。腕時計や眼鏡もしません、江戸時代の噺をしてて、腕時計や眼鏡は変でしょう?使用する物は、手ぬぐいと扇子だけです!この手ぬぐいや扇子も、真打ちにならないと、師匠としての家紋は入りません!とまあ、簡単な豆知識ですが、噺家になるまでの道のりです。それでもやる気が有れば、やって欲しいですね!落語は、言葉の芸術なんですよ!